脳内手帖

二児の母です。育児のこと、日々のことをつづっています。

副鼻腔炎の手術をした話① 耳鼻科受診編

随分と放置していたこのブログ、10月某日に人生で初めての本格的な全身麻酔での手術を受けたので、せっかくなので記録しておこうと思います。

耳鼻科受診のきっかけ

わりと突然手術をすることになってしまったのですが、なぜ突然手術を受けることになったかという話から。

実はここしばらく嗅覚が無くなっていて、耳鼻科に行かねば…と思っていたものの、子どものことでも色々バタバタしていて自分の受診どころではない日々が続いていて、嗅覚が無いだけで特に目立った症状も無いので状況が落ち着いてから受診しようと思っていました。ところが最近になって横になると鼻が詰まったような状態になり、息苦しくて寝付きが悪くなっていて、子どもの頃から口呼吸で寝ていることが殆どだったとはいえ(よく考えたらとても問題)さすがにやばいと思い、9月某日、時間がぽっかり空いたのをきっかけに近くの耳鼻科へ。

診察するなり「あー両方ポリープ(鼻茸)がありますね」と先生。調子が悪いときは鼻水が出るわけでもないのに鼻が詰まるので、なんとなくそんな気はしていたけど、カメラでしっかり確認。

先生「慢性副鼻腔炎になってますね。副鼻腔炎の治療は基本的に薬物治療なんですけど、ここまでポリープがあると薬だけで治すのは難しいと思います。手術した方がいいと思いますが、どうしますか?」
私 「ちなみに手術する場合、入院は何日くらいになるんでしょうか?」
先生「うちでは出来ないので紹介になりますが、大体2泊3日くらいですかね。日帰りでやっている病院もありますけど、術後が結構大変だと思うんですよ。鼻にがっちりガーゼを詰めるんで」
私 「そうなんですか…(意外と短期入院で可能なんだ…?)」
先生「手術されるんだったら手術に向けた検査もやりますけど、どうします?」
私 「手術しますのでお願いします」
先生「じゃあCTと嗅覚の検査をやりましょう」

手術と言われるのは覚悟していたので、短期入院が可能なら、ということであっさり決めました。この後副鼻腔のCTを撮り、アリナミンテストと言われる注射をして匂いを感じる時間を見る検査を受けました。アリナミンテストでは注射をしてしばらくすると匂いがしてきて、匂いを感じる部分は問題無いので嗅覚は手術をすれば戻るでしょうとのこと。CTは副鼻腔の大部分が白く写っていました…素人が見ても結構ひどいと思う。いくつか紹介先の病院を挙げてもらったけど、一番通いやすいところに決めました。先生もよく知っている病院で、個人病院だけど手術件数が多いベテランの先生らしいです。ここは手術件数が半端じゃない、という先生のひと言が決め手になりました。
帰宅してから副鼻腔炎の手術について解説してあるあちこちの耳鼻科のHPやら、手術した人のブログを検索して読み漁りました。日帰りの人から1週間入院の人まで色々。何がどう違うのだろう…!?

紹介先を受診

翌週、紹介状とCTのCD-ROMを持って紹介先の耳鼻科へ。車で1時間半ほどのところにある個人病院です。保険証を出して問診票を書いてしばらく待つと診察室に呼ばれ、まず看護師さんの問診。そこから中待ち合いでしばらく待つと診察台に呼ばれました。診察してカメラで確認、「これはわりと重症な慢性副鼻腔炎なので、手術ですね」と。リーフレットを見ながら説明してもらい、ポリープがある慢性副鼻腔炎は手術が必要だということを詳しく説明してもらいました。手術日を決めてしばらく内服薬で治療して、手術前に一度経過を診せて下さいということでした。

診察の後、鼻の洗浄・吸入をしてから看護師さんによる手術の説明。日程は一番早くて10月とのことで、一番早い日が私も予定が(夫が休める日で)大丈夫だったのでその日に決めました。入院までの流れ・費用などについて説明を受けて、術前検査へ。これは別の日でもよかったけど、遠方なので今日でもいいですよと言われたのでやることにしました(会計もギリギリ大丈夫そうだったので)。採血、鼻腔の通気量の検査、肺活量の検査、副鼻腔のCT、胸部レントゲン。検査が一通り終わってからCT画像を見ながら先生の説明がありました。慢性の副鼻腔炎と、鼻中隔の湾曲があるので、手術で余計な骨(軟骨)を切り取って真っ直ぐにするそうです。骨を切り取る…聞いただけでぞわぞわ。肺活量も年齢よりも少ないものの、全身麻酔には問題無いとのことでした。

入院は通常2泊3日らしいのですが、たまたま退院日に臨時の手術が入る週で、それに当たると1泊2日になるそうで。私はこれに当たってしまったので、いいのか悪いのかわからないけど「最短で帰れますよ〜」と看護師さんに言われました。手術の順番がその日の最後なので、当日入院の1泊2日ということになります。退院は翌日の夕方です。
個人病院で病床も少なく、空いていたのが2人部屋か個室と言われたので2人部屋をお願いしました(当日その部屋は私だけなので実質個室なのだけど。大部屋ではないので当然差額ベッド代がかかります)。この日の会計は15000円くらいでした。大人の医療費ってすごくかかる…健康大事。入院までに限度額認定証を準備しておいて下さいねと言われたので、帰ったらすぐに手続きしなければ。ついでに加入している入院保険の方も手続きを始めようと思いました。

2週間分の内服薬と点鼻薬を処方してもらい、2週間後に再診です。

手術前の再診

2週間経って病院へ。内服薬と点鼻薬が効いて、寝るときの息苦しさもなくなり嗅覚も戻ってきていました。この日は診察→鼻洗浄→吸入で終了。会計の時に入院費の前金を支払い、届いていた限度額認定証を出して概算を教えてもらいました。隣の薬局で手術日までの内服薬を受け取ってから帰宅。薬局でPaypayが使えたので、入れたてのPaypayを初めて使ってみました。小銭を出さなくていいのはとても便利。

次にここに来るのは手術日。手術は全身麻酔だから寝てる間に終わるけど、術後のことを考えると不安…。どんな状況になるかわからないと不安なので、この日から更に副鼻腔炎の手術をした人のブログを検索して読み漁るのでした…。

副鼻腔炎の手術をした話② 入院・手術日編 - 脳内手帖に続きます。